nanimonaisekai

これのこと

自分という幻想が消えた時の話

この身体にずっと感じていた

当たり前の

「私」が存在している感覚

私が判断して

私が考えたり、行動している感覚

私の思考

それが当たり前でした

 

その感覚が消滅することなど

考えたことも無かったし

聞いたことがありませんでした

 

でも

それは突然起こりました

「私」には想像できない

「私」が居ない世界

 

何も無い世界

 

 

突然消えました

消す為に

何かをした訳ではありません

 

突然自分に起きたこと

この「自分」が消えた感覚は

何なのか解りませんでした

気が違ってしまったのだろうか?

病気なのだろうか?

直ぐに検索し、調べましたが

見つかりませんでした

 

その当時

ネットでは、それぞれの感覚を

配信している方

書物を出版している方

特別ないろんな人

情報として見ていました

 

詳しく見て行くと

それまで思っていた

特別な人が語っていたのは

どれも

「自分」「私」という感覚を

持ち合わせた上での情報でした

 

「これ」とは全く違うものだと

直ぐに解りました

 

 

数ヶ月後やっと

情報に行きつきましたが

それは、語れない事実

言葉にすると

それは方便でしか無く

言おうとする雰囲気の中に

漂う真実でした

 

語れない「これ」です

 

目の前の現実では

既に随分と時間が経過しましたが

変わること無く

ここにあります

 

 

 

これです